人類始祖と私の原理的位置の比較

人類始祖と私の原理的位置の比較

人類始祖アダムと「私」の原理的位置を比べてみる

自分の原理的位置はいったいどこなのか。

その結論を最初にお伝えします。

私たちは堕落したアダムよりもずっと下にいる

どうしてそのように言えるのか.

原理講論P176ページにある「御言の実体展開のよる被造世界と復帰摂理表示図」を見てください。

人間始祖アダム・エバの堕落から神は救いの摂理をされた、すなわち復帰摂理が始まったわけですね。
その摂理とは、堕落によって失った信仰の基台(神を信じること、戒めを守ること。成長期間を全うすること)と実体基台(神と一体となり創造本性を完成した御言の実体となること)を取り戻し、堕落前の本然の位置と状態を復帰していく路程でした。

ですから人類の歴史は蕩減復帰の歴史であり、再創造の歴史であるということ学んだのです。

 

seichozu.jpg

 

この図表は聖書史に登場した義人たちによって立てられた信仰基台や実体基台によって徐々に心霊基準が高まっていったことを表しています。

アブラハム、イサク、ヤコブによって旧約時代が開かれ、モーセを経てイエス様の十字架の犠牲と復活によって新約時代が開かれた。

さらに、2000年にわたる第1イスラエルの失敗を、イエス様を信じるクリスチャン(第2イスラエル)を立てて再び蕩減復帰していく2000年の歴史が流れ、現代は再臨主を迎える時代に突入したことを表しています。従って、堕落したアダムとエバを起点にして示された矢印の方向は明らかに上へ上へと描かれ、上がってきています。

 

成長期間図730-1.jpg

確認しておきまずが、上の図において、縦軸は、心情の成長を表しています。
ですから、上にあがるというのは、神の心情圏にだんだんと近づくことを意味していることになります。

また、横軸は時間の流れを表します。歴史の末に生まれた私たちが登場するのはずっと右の端の方になりますね。

では、ここで考えなければならない問題は、我々の心情的位置はこの図が示すように、再臨主が登場する位置、すなわち長成期の完成級あたりでよいのでしょうか?

 

これに関して以下のような先生の御言あるのです。

皆さんは、上から下まで全部サタンの血統ですが、アダムはそれでも神様の血統が残っているのです。良心というものが、神様の側に立っているのです。ところが、皆さんは良心であれ何であれ、すべてありません。皆さんが地獄に行っているのを、どのようにして神様が保護されるでしょうか?

ファミリー98年1月号 P14 真の子女の勝利圏を完成しよう

 

「皆さん」と先生から言われた人たちは、1997年段階にいた、ほぼ祝福を受けた人たち。その人たちに向かって

皆さんは上から下まで全部サタンの血統だ。アダムは堕落したとはいえ、神様の血統が残っている。良心が神側に立っている

皆さんは良心であれ何であれ全てない

と、先生が語られる理由は、アダムの持つ罪と、我々の持つ罪の内容を比べればわかるというのです。

すなわち
堕落したアダムはエデンの園を追放されたとはいえ、原罪しか持っておらず、しかも堕落しても、なお神と一問一答ができていました。

彼の子供カインとアベルでさえ、殺人事件を犯したといっても、神のために供え物をしてアベルの供え物が先に取られたことを妬んで兄カインが弟アベルを殺害したという、現代では考えられない動機がそこにありました。

神が立てた中心人物たちと「私」の心情基準は違っている

しかし、その後の人類はどうなっていったのでしょうか。

アダム以降10代1600年後にノアが登場しています。しかし、実際にはもっと長い年月が流れていて、その間に人類は、神が人間を創造したことを「悔いる」と言わしめたほど地獄のような罪悪歴史が拡大し、完全に神がわからなくなっていきました。

また、ノアの洪水審判後も、依然として無知蒙昧な人類は罪と悪を蔓延させていくことになります。

その後アブラハム、イサク、ヤコブ、モーセ、や数々の預言者、そしてイエスが登場し、ちょうどリレーで次のランナーにバトンを受け渡していくように、復帰した心情のバトンを次の義人へ次の義人へと渡しながら神との心情関係を回復させ、神の中のロゴスを地上に少しずつおろしながら、今日再臨主を迎える時代になりました。

とはいっても、この話はあくまで神が立てた摂理の中心人物たちの心情の基準であって、歴史の末に生まれた「私」の心情の基準ではないのです。

罪と悪がはびこる手の付けようのない地獄の世界が広がり、歴史の末に現れた「私」は、先祖が犯した悪事によって、それが遺伝的罪、あるいは連帯的罪となって累積していき、どんどんと神がわからなくなってしまった人類の中の一人だったのです。

アダムは原罪だけしかない。
我々は、原罪以外にも歴史的罪をたくさん背負っている。
先祖の罪も計り知れない。

一生のうち何度神の声を聞きましたか?
一言すら聞いたことがない人がほとんど・・そんな私たちです。

これを図で表せば、時間の経過と共にだんだんと神がわからなくなっていくので、アダムから出た矢印は下へ下へとさがって書かなければなりません。

だから、私たちの縦的位置はアダムよりも下にあるのです。

 

成長期間図731-2.png

この結論に不服でしょうか?

ここまで説明した内容をごらんになって、納得がいかないという人は、以下のような理由が考えられます。

自分は統一教会に入教し、原理を学んで様々な信仰路程を通過してきた。

伝道もしたし、万物復帰もした。そして合同結婚式に参加しお父様から祝福を受けたのだ。
祝福を受ける位置は長成期完成級。すなわちアダム、エバが堕落する直前の位置だ。

100歩譲って考えても、アダムよりも下に我々がいるというのは、ちょっと言い過ぎている・・と言うより、ありえないでしょう・・・

いつ信仰基台、実体基台、メシヤのための基台を立てたのか

神と真の御父母様の前に何の引っかかりもないと、自信満々の方にお尋ねしましょう。

では、統一教会に入って、原理を学び信仰生活をして祝福を受けたという私たちが、一体いつ信仰基台、実体基台、そしてメシヤを迎える基台を立てたのでしょうか?

この質問すべてに明確な回答をお持ちでなければ、原理的に見て長成期完成級の位置にいるとは言えないのです。

 

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朝日奈
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