私たちの受けた祝福は条件的なものなのです!

私たちの受けた祝福は条件的なものなのです!

広先生が席を立たれたあと同僚は、
「さっき祝福では原罪が脱げていないというみ言を紹介しましたが、そもそも私たちの受けた祝福も「条件的」に行われたものだったという御言が実際にあるのを知っていますか?」

「それはなんとなく聞いたことがあるけど、実際目にしたことはありませんね。
ただ、我々の受けた祝福はさらに拡大し、今後国家的祝福、世界的祝福をしなければならないという御言はどこかで読んだか、記憶がありますよ。
でも、実際に国が復帰されて祝福を行うというのは、かなり先の話になるでしょうね」

「ここに1990年冬季号の祝福67号がありますが、この部分に私たちが受けた祝福は条件的だったとはっきり出ていて・・・

ここなんですが、読んで見て下さい」

指で示された部分を読んで見ると、まぎれもなくはっきりと「条件祝福」の文字が目に飛び込んできました。

「私が願う祝福家庭は本然の祝福家庭です。本然でない祝福家庭が、現在の未完成状態にある祝福家庭なのです。これを「条件的祝福家庭」というのです。この両者を混合してはいけません。」【祝福67号 P70】

 

「なるほど・・・条件的祝福ですか・・凄くはっきりと語られているんですね・・・
これ、いつの御言ですか?」

「1986年2月9日となっています。」

「20年前ですか・・・(当時06年でしたので)
こんなにはっきりと語られていたんですね。」

「そうなんです。この御言の最初のところに、

【去る1986年2月9日の早朝、ソウル本部教会において聖日礼拝が行われ、韓国の祝福家庭の前で文鮮明先生が説教されました。祝福を受けた者としての位置を明示され、また、その責任と使命について、原則的観点を示されています。】

となっています。

「なるほど。だとすると、かつて、なんだかおかしいなあと思っていたことの辻褄が合ってきますよ。」

私は88年韓国で祝福を受け、そのまま89年以降、韓国ソウルで教会関連の活動に従事し、92年の3万双祝福後に家庭出発しました。この時点で教会での献身生活にピリオドを打ったわけです。

その後、ソウルで日本語講師の仕事をしながら生計を立てておりました。そして95年8月に単身で帰国。ちょうど36万双の祝福があった頃です。

神奈川にある実家の近隣にアパートを借り、県内の日韓人教会に籍を置きましたが、その年の12月に家族を呼ぶまで再就職活動に忙しくしていて、日曜礼拝に参席する以外は、教会活動にはほとんど関係していませんでした。

当時、教会では氏族メシヤ160家庭氏族伝道が活動の中心となり、その一環で聖酒を配って祝福式をしていた時期でした。

36万双祝福後は
4000万双(97年9月)
3億6000万双(98年6月・99年2月)
2000年から4億双へ・・・

お父様の勝利圏の拡大により祝福式参加の条件が緩和されたと説明していましたが(といってもしっかり参加費は頂いていたようですね)、本部が公職者に対して祝福した人数のノルマを課していたのか、とにかく条件を立てせてあげることが大切だと言って、栄養ドリンクの中に聖酒を混ぜて、結婚式や葬儀などで親戚縁者が集まった席で配ったり、聖酒入りキャンデーをつくり、街頭で配るなどしながら受け取った人の数を祝福者としてカウントして実績報告をするといった活動を、まるでお祭りのごとくやっていた・・・

そうそう、
これは本当かウソか定かじゃありませんが、あまりにもノルマが大きいので、ある地方の韓国牧会者はダムのある湖に教会員を連れて行き、眼下に広がる街並みを指して

「この湖水はあそこに住む人たちの飲料水となっている。彼らを祝福しよう・・」

と、準備してきた一升瓶に詰めた聖酒を湖にまいて祈祷し、帰る際に、この地域の住民の数を祝福した人数としてカウントするように指示を出したという話・・・

厳粛な祝福行事が、数集めのイベントと化してしまった当時の状況から、教会がどんどんと豹変していく姿を横目に、覚めた目で見ていた自分を思い出します。

朝日奈さん! 

語気強く私の名を呼ぶ彼の声に、はっとさせられると、

「お父様は祝福を通してイスラエルを作ろうとされたんですよ。私たちの受けた祝福で天国に入籍したんじゃなくて、イスラエル選民として入籍させるために行ったものなんです!」

ええっ? イスラエルの入籍だって??
そんな話を聞いたことがなかったので、

「それも御言にあるんですか?」と尋ねると

彼は、よくぞその質問をしてくれたと言わんばかりに分厚い本「祝福家庭と理想天国Ⅰ」のピンクの付箋を挟んだところをさっと開くと

「ここにありますよ。」と指差しました。

「アブラハムは供え物をもってイスラエルを形成しましたが、統一教会では祝福をもってイスラエルを形成しました。ゆえに、第三イスラエル入籍は、祝福によってのみ可能なのです。」 【祝福家庭と理想天国Ⅰ P1056】

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記事文中にある祝福67号の「祝福を受けた者達」の御言は、現在入手が困難なため、
PDFのファイルとしてございます。 内容を確認されたい方は、以下のリンクにマウスの
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保存」を選択し、ダウンロードできます。
祝福67号 1990年冬季号
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