文先生の御言が暗号になっている・・と言われたらどう思います?

文先生の御言が暗号になっている・・と言われたらどう思います?

先生の御言は暗号

文先生の御言が暗号になっていて、それを解明する必要がある

こんなことを言われたらどう思いますか?
先生のご存命中なら、直接お尋ねして確認することもできたでしょうが、今となっては無理ですね。

そういうことを言って、自分たちの都合のいいように勝手にみ言を解釈するから、分派が生まれてくるんだ。とんでもない話だよ。

こういう見解が大方ではないかと思います。

しかし、文先生の御言がどうして難解になっているのか、その理由がわからなければ、言わんとする真意を把握できず、より深い真理を知る道は閉ざされたままとなってしまいます。

実は、「牧会者の道」という御言集の中で、御言を暗号で語る理由について言及されたところがあります。

 第三イスラエル建設路程の出発に臨んでいる皆さん! 
皆さんはどのようにしなければならないのですか? 霊界の法度を知ってこそ抜け出せるのです。その使命系統がどうなっているのか知らなければなりません。その国の軍隊は味方の軍隊で使っている暗号を知ってこそ、戦争をするときに味方から攻撃されません。

この時は天の国の暗号が聞こえる時代です。今は暗号通信時代です。摂理的な暗号、歴史的な暗号、時代的な暗号、また、人間的な暗号、使命的な暗号の通信時代なのですが、このような暗号を通じて連絡できるし、作戦計画を遂行することもでき、地上統一理念の代身者になれる時代であるのです。

牧会者の道 P1034

これはマルスム選集第3巻に掲載されている教会草創期に語られた御言であります。

先生は第三イスラエル建設路程の出発に際し、味方の軍隊で使用している暗号を知るべきだ。その暗号を使って連絡したり作戦計画を遂行でき、また指導者となれる・・・

御言が難解である理由は、直接的表現ではなく、比喩やたとえ、暗示や合図で語られたものになっていたからだというのです。

先生の御言を訓読している方であれば、はっきりと認識していなくても、うすうす「気づいて」いたり「感じて」おられ、実際に御言の中でも上記のように語られていることが確認できた段階で、なるほど、だからなのかと、改めて「腑に落ちた」方もおられるのではないでしょうか。

難解でわからないから、御言は本棚に飾られてきたし、フリマに出品される

私が伝道された80年代を振り返ると、当時活動が忙しくて、御言をじっくり腰を据えて読むということはできませんでした。また、伝道されたばかりの時は、御言よりも原理講論をよく読んでいた記憶があります。

献身者は月初めに調整日が1日与えられていました。そんな時に教会機関紙である「ファミリー」や「祝福」に目を通していたのですが、み言は重要だから「後で読もう」といって、巻頭にある写真を眺め、後ろの方に掲載された兄弟の証しなどに目を通すと、おっと時間だと、そのまま本棚に置いていました。するとまた、翌日から激しい活動が再開され、バタバタしているうちに次の月の冊子が来てしまい、気が付いてみたら本棚に御言が積まれていきました。

積読(つんどく)はしたけれど、訓読はしていなかった。よくわからないから御言から遠ざかってしまったわけです。

広先生の話によれば、本部の方々も当時は、今は御言がよくわからないくても、きっと後でお父様が整理してくださるだろう・・・そう思っていて、特別な関心を持つに至らなかったと言っておりました。

かつて「聖本」「天聖教」などは、うん百万という値をつけられていた御言集でしたが、ここ最近はそういった御言をフリマに出品する人も散見されます。結局、価値がわからない人にとっては、ただの「書籍」「文字情報」でしかないのです。これが現実です。

講義の中での説明

成約原理初級講座では、先生の説教の中に出てくる暗号をどのように説明しているのでしょうか。
何か暗号解読表のような一覧表を見せて解説しているのかというと、そうではありませんでした。

実は講義を収録したDVD13巻全体を通して、講義の途中ところどころで比喩やたとえになっている御言の個所を紹介しています。かといって、ある単語を指して、これはこういう意味だ・・といった具合に断定した説明ではなく、90%くらいは・・・と言われたり、前後の文脈を見ながら・・・と非常に慎重に説明されていました。

実際、私は講義をしていた岡本さんに御言の解釈について何度か伺ったことがあります。ところが、回答はいつも決まっていて、
「前後の御言を見なければ、一概にこうだとは言えない・・・」としか回答されませんでした。

講義の中で紹介されたものとして、特にポイントになるものをあげますと

万物 = これは天使と置き換えて読むべき。
キリスト教、既成教会 =高い確率(90%)で第三イスラエル(統一教会/家庭連合)を指す。
統一教会 = 本当の統一教会のこと(メシヤを迎える中心的基台)
日本 = これは国家のJapanではなく新婦圏を意味している。
韓国語 =アダムの言葉
乗り物(船、ボート、車、ヘリコプター等)=ホームチャーチ

しかし、これらの単語も、単純に置き換えて理解できるのかというと、そうならない部分もあるのです。これはその時に語られた文脈が摂理(神の責任)について語られたものなのか、あるいはみ旨(人間の責任)について語られた内容なのかを見極めた上でなければ、より精度高い理解に至らないのですね。これについては、また別の機会にご紹介しようと思います。

私が特に、なるほど、このたとえは傑作だと思ったのは「蒙古斑点同族連合」の説明でした。

【先生の御言】
今から蒙古族の四十カ国を中心として、血統が連結された国を造ってあげなければならないというのが先生の考えです。南北アメリカのインディアンも、寒帯地方のエスキモーも、みな蒙古族であり、アジア族でしょう? ですから、一つの国にならなければなりません。韓国、日本、中国を中心として三十七カ国が一族として統一される日には、世界がそこに従ってくるのです。(2004年9月1日)

蒙古斑とは、赤ちゃんのお尻や腰にある青アザのようなもので、大体は3~5歳で自然と消えていきます。

 

蒙古斑.jpg

その蒙古斑はインディアンも、エスキモーも、モンゴリアンも、みな蒙古族でアジア族となり、おしりに蒙古斑を持つといわれています。

この「蒙古斑」とは、イスラエルのしるしのことで、聖書 黙示録14章にある「額に子羊の名とその父の名が書かれた14万4千の人々」
すなわちイスラエルの印を受けた群=選民の群のことを述べておられる。
従って、第一イスラエル、第二イスラエル、さらに第三イスラエルはイスラエルの印を受けた同族なので、実はこれらが一つとなって連合体をつくるのだ・・・これが第四次イスラエルとなる・・

いかがでしょうか?

こういう見方は賛否両論となるでしょうが、私はこの部分の説明に思わず膝を叩いて
なるほど、これは間違いなく御言は比喩やたとえになって語られているぞ!

私に中で、カチッとスイッチが入ってしまいました。

聖書の文字の奴隷

1974年、先生が、マジソン大会で語られた講演文の中(み旨と世界P382)で、イスラエル選民たちが聖書を文字どおり、一言一言、一字一字解釈していた、言い換えるなら文字の奴隷になっていたことを指摘したところがありました。それで原理講論はまさに聖書の中の比喩で示された聖句を解説した内容となっています。失楽園物語はその代表的なものですね。

ところが、第三イスラエルとして登場した統一食口たちにも実は同じことが言えたのです。すなわち、文先生の御言も比喩やたとえ、暗示や合図で語られた部分があるということなのです。

ですから、御言が暗号や比喩となっているという指摘を一旦素直に受け入れて、再度じっくいり訓読してみてください。解読方法がわかっていくにつれて、御言の真意をつかめるようになり、やがて私達が登らなければならない山が鮮明に見えてくるようになるのです。

もし、文先生があからさまにそれらを語っていたら、第一イスラエルの失敗、第二イスラエルの失敗を、第三イスラエルである統一食口を用いて蕩減復帰する40年荒野路程を歩み切ることはできなかったと思います。

また、私たちにも失った御言を復帰するという責任が各自に課せられています。御言がはっきりとわかれば、その内容と自分を一致させる生活をして、「御言の実体」にならなけらば、ただ頭で理解した知識の一つにしかならないわけです。

文先生の御言がはっきりとわかるようになれば、分派問題は自然と解消し一つになっていくことでしょう。

そういう意味で、どのグループにおられていても、まだ成約時代の原理観をご存知ない方は、ぜひとも検証する時間をもっていただきたいと思っています。

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朝日奈
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