アダムとエバは誰から生まれたのか?

アダムとエバは誰から生まれたのか?

●アダムとエバは誰から生まれたのか
●生まれた二人を誰が育てたのか

この二つの質問について考えてみたことがありますか?

生まれた二人を誰が育てたのか・・・についてなら、家庭連合の信徒であれば、きっと「天使だ」とはっきり答えるでしょう。
どうしてはっきり答えられるかと言えば、先生の御言にたくさん登場するからです。

ただし、「天使」となると、ここで色々と疑問点も生まれてきます。

どんな天使が育てたのか、とか、無形実体である天使が、有形実体である人間を育てられるのか・・などです。

アダムとエバは誰から生まれたのか

それでは、アダムとエバは誰から生まれたのか?という問いに対してはいかがでしょうか。

この質問に関しては色々な解答があるのではないでしょうか。

かつて映画「天地創造」でアダムとエバが誕生するシーンがありました。
ある砂地にカメラの焦点が当てられて、しばらくすると、どこからともなく風が吹き始める。そして、スポットがあてられた部分がどんどんと盛り上がり、人の形になってきたとおもったら、急にあたりの雲行きが怪しくなり、一気に風が強く吹くと、まるで覆われたベールをはぎ取るかのように、さあーと砂が蹴散らされていく。

主なる神は、土の塵で人を形づくり、
その鼻に命の息を吹き入れられた。
人はこうして生きるものとなった。
(創世記2章7節)

むっくりと人が起き上がってきたというもの。

聖書の記述をもとにして表現したシーンだったようですが、まるでマジシャンのように何もないところから人が現れるというのはかなり無理のある話です。何千年も前の昔の人であるなら、そうだったかもしれないと信じてもらえても、私たちの生きている21世紀の科学万能主義社会では、到底受け入れ難い内容です。

さて、
この二つの問いに関してはっきりとした回答を得るためには、それこそタイムマシンに乗って時間を遡り、その現場を直接見ることによって事実を確認できるのですが、残念ながらそれはSFでの話であって、現時点においては不可能なことです。

だからといって、説明ができないのかというとそうではありません。
科学の世界では、例えば理論物理学のように肉眼では認識できない極小の世界を説明するのに、様々な実験結果から得た数値や現象を手がかりにして、机上において理論を組み立て、矛盾なく整合性のある説明が可能になれば、「そう考えてよい」と評価された上で公表されています。

それと同じようなやり方で、人類始祖の誕生に関しても、科学的な整合性のある説明が可能となれば、「その説明が正しい」とされるはずでしょう。

何故、敢えてこの人類始祖の誕生に関して取り上げるのかというと、創造原理を深く知るということは、人間始祖の堕落後に展開した復帰摂理歴史において、その内容が再創造の過程を通過して本来の位置と状態へと復帰されていくという、先生のみ言があるからなのです。

復帰原理が何なのかといえば再創造原理です。それは、創造原理だというのです。堕落しなかった人もこの道を行かなければならないのです。この道を行かずしては、天国に行けなくなっているのです。ですから、復帰される人はこの道を行かなければならないのです。それは絶対的です。そうでなければ天国に行くことができないことは確かです。統一教会での原理という言葉が何なのか。この創造原理を再び蕩減するための再創造過程を経ないならば、誤ったことを正すことができないのです。堕落したその反対の過程を経て、未完成の部分を補充する事によってその本然の位置に戻って行くことができるというのです。(1986年1月3日 第三回 愛勝日)

 統一教会の教理といえば「原理」です。「原理」というのは何かの科学原理ですか。どのような原理ですか。人間の再創造原理です。人間が必ず行くべき原理をいうのです。原理の中で、最も貴い原理です。何かの物理学の原理、幾何学の原理も必要ですが、それはすべて、その一生において絶対的に必要なものではないというのです。今日の堕落した人間にとって絶対に必要なものが何かというと、復帰していくにおいて秤となる公式的な原理です。それこそが最高の原理なので、そのような意味で、統一教会で教えている本を「原理」というのです。(八四-八二 1976年2月22日)(御言訓読家庭教会と神様の祖国創建_06)

であるならば、過去2000年前に誕生したイエス様、そして、イエス様の使命を継承されて立たれた文先生、いずれも復帰摂理の中でアダムの位置に立った摂理の中心人物であるというのが原理的観点ですから、復帰原理は再創造原理であるとみると、その誕生される過程で繰り広げられた摂理が、人類始祖アダム創造と同じプロセスを通過しているとみるのは至極論理的な話ではないかというものです。

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