１８歳で個人完成することを示唆した御言

成長期間

1. 「蘇生、長成、完成期間をそれぞれ七段階としてみれば21年」という御言もあるが・・
2. 18歳で個人完成することを示唆した御言
3. 堕落は「個人」で起きたのではなく、「家庭」で起きた

「蘇生、長成、完成期間をそれぞれ七段階としてみれば21年」という御言もあるが・・

先生の御言には「7年路程」とか「完成期の7年」がたくさんあります。ですから、個人完成を18歳と断定するというのはどうなのでしょうか。

【祝福家庭と理想天国Ⅰ　P９４４】
復帰の道は、一人では行くことのできる道ではありません。必ず祝福という関門を通して、堕落前のアダムとエバの立場である長成期完成級の規準を克服しなければなりません。そうなれば、完成期に上がることができるというのです。そこから祝福を受けた家庭は、七年という期間が必ず必要です。
蘇生、長成、完成期間をそれぞれ七段階としてみれば21年になるので、完成基準を立てるためには、七年という期間が必要だというのです。ですから統一教会に入れば、必ず七年路程を通過しなければなりません。

あるいは

【祝福家庭と理想天国Ⅰ　P９４９】
人間が長成期完成級で堕落したために、完成段階が残っているのです。その完成段階の期間が七年です。蘇生、長成、完成の三段階に七年ずつを全部加えると二十一年、満では二十年になります。韓国の歳で見れば、二十一歳、満で見れば二十歳、この時は人間が成熟期に入っていく時です。成熟期に入っていくようになれば、愛の神様が自動的に結婚させてくれるようになっています。

この御言には、「蘇生、長成、完成の三段階に七年ずつを全部加えると二十一年、満では二十年」と、これほどはっきりと出ているのですから、成約原理解説で主張する「18歳で個人完成」とする内容とは明らかに違います。

18歳で個人完成することを示唆した御言

一方、「１８」という数字に着目して御言を探してみると、いくつか１８歳で個人完成することを示唆した御言を見つけることができます。

【祝福家庭と理想天国Ⅰ　P1076】
6数に6数と6数を加えた数は１８です。これはサタン数6数を完全に制圧するという意味です。

【ファミリー98／11　P32 　宿命的提案解怨】
エバは、いわば神様ご自身が婚約された女性です。・・17歳、18歳さえ越えていけば、結婚することができるのです。

【祝福家庭19号　Ｐ89　入籍のための祝福家庭婦人特別修練会　2000年9月22日】
息子・娘を早く結婚させるのがよいですか、遅く結婚させるのがよいですか？　（早くです）
いくつの時ですか？ (18歳です)。
なぜ18歳ですか？ 6数の3倍が18です。
18歳を越えなければなりません。それを越えて、19歳、20歳、21歳まで、その三年間で赤ん坊を産まなければ難しくなるのです。その時が血気が最も旺盛な時です。女性は24歳になると下がっていくのです。統一教会では、18歳から20歳までに結婚させるのが理想的です。

堕落は「個人」で起きたのではなく、「家庭」で起きた

ところが、人間の堕落の問題に関する御言に、原理講論で説明している内容とは違っている部分がありましたね。
すなわち、「アダムとエバが堕落した」という表現は、先生の御言からすると正確な堕落の表現ではなく、堕落とは、「アダム家庭」が堕落したのであり、その「アダム家庭」とは、アダム、エバと、その子供のカイン、アベル、セツと、それぞれの妻たちを合わせた八人で構成された家庭だとなっているのです。

【祝福家庭と理想天国Ⅰ　P1003】
堕落が何かといえば、偽りの父母を中心として8人の家族を失ったことです。言い換えれば、悪の父母を中心としてカイン、アベル、セツと、彼らの相対まで合わせて8人の家族を失ったことが堕落だというのです。

そして、7年路程、完成期の7年とは、御言を整理していくと、個人完成の路程ではなく、その次の段階である「家庭完成の路程」を示していたことがわかるのです。

実はこの観点を踏まえて文先生の生涯路程を見てみると、摂理をより深く理解しやくなります。これについては後程見ていきたいと思います。

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