天使の存在についてどのように考えていますか

天使の存在についてどのように考えていますか

天使の存在についてどのように考えていますか

「天使」について考えてみます。

今私たちの生きている世界を原理用語で「有形実体世界」と呼んでいますね。この現実の日常生活で「天使」を話題にするということはほぼないと思います。意識して生活する人の方が「変わっている」と言われてしまいます。

ところが、これがスピリチュアル大好きな方々となると、話は変わります。現実世界に身を置きつつも意識は、あちらの世界、いわゆる無形実体世界(霊界)にあるのですね。

ですから同じものを見ていても違って見える。違って感じるわけです。たまに霊が見える・・という人に出会いますが、それに対して、あなたはおかしい、間違っているといくら説得したとしても、その人にとっての現実の中に見えるので、どうにもならない。逆に、どうしてあなたには見えないの?感じないの?と責められるのがおちです。

原理講論の天使の説明

私が「「天使」に出会ったのは・・というのか、正確には「天使」の存在について初めてまともに聞いたのは20歳になったばかりの学生の時でした。
ビデオセンターで視聴したビデオ原理講義「堕落論」の冒頭部分で、旧約聖書、創世記の聖句を用いて「天使」についての説明を聞いたのです。その時のことを今でも覚えていますが、当時なかなか納得がいかず、頭の中はもやもやしていました。

原理講論の「創造原理」には天使に関しての記述がありません。
天使が登場するのは創造原理ではなく「堕落論」のところです。失楽園物語に登場する蛇に象徴された天使こそ、人間を堕落させた存在であるとし、堕落の動機と経路の説明のなかで、天使の創造とその使命および人間との関係について論じられています。

改めて原理講論の天使についての説明をみてみますと、創世記1章26節に、天地創造時、神は
「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り」と、自ら複数形となっているのは、人間よりも先に創造されていた天使を考慮において、それらを含めた立場から言われた御言であったと説明しています。

つまり天使は人間より先に創造され、天使にかたどって人間が創造されたということになります。
ですから、天使と人間は似ているということになるのでしょうか。

聖書には、天使は神の御旨のために要所要所に登場し、重要な神のメッセージを伝達したり、獄中で鎖につながれたペテロを解いて、城の外に導くなど、時には直接人間に影響を与える行動もしていることが記されています。また、天使自らが「僕」や「仕える霊」だといった記述、あるいは神を褒め称える存在でもあったとされていますね。

天使と人間との関係

では、天使と人間との関係はどうでしょうか。
神は人間を神の子女として創造され、被造世界に対する主管権を付与されたので、人間は天使さえも主管するようにつくられたとし、コリントⅠ6章3節の記述から、人間は天使さえも審判できる権限をもつ・・・など、明らかに人間は天使よりも優位な位置にいることを説明しています。

その証拠として、原理講論の記述には、霊通する人たちは、数多くの天使たちが楽園にいる聖徒たちを擁護しているのをみるため、天使の人間に対する主従関係を説明する一つの良い例だと記されているのです。

以上の説明から、天使は人間よりも下に位置する「僕」「もの=万物」このような見方をしているというのが家庭連合(統一教会)の一般的認識ではないでしょうか。

 

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ウィキペディアの天使の説明

ちなみにウィキペディアの天使の説明をみると、語源から始まり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった宗教における天使の存在について簡潔に説明されています。

その中でキリスト教における天使の説明では
「天使は人間よりも優れた知恵と能力を持った、肉体を持たない“霊”である」
とされており、原理講論に説明されている天使像とは正反対の見解を示しています。

ただし、天使の中には、神に反逆し堕落した天使も存在しており、その天使の長こそ「悪魔」とか「サタン」とか呼ばれるようになったルーシェルであると指摘しているのは、聖書の記述を根拠にしているため家庭連合と同じ見解でした。

天国に入る鍵を握る重要な存在

キリスト教では天使を人間より知恵も能力も優れた存在とし、家庭連合(統一教会)では、天使は人間の僕、仕える霊、万物と捉えている。

この人間と天使の関係性について、どちらかの見解に軍配があがるようになるにしても、「天使」自体は存在するということになりますね。

家庭連合以外の、いわゆるスピリチュアル系の本をのぞくと、知的生命体、あるいはガイドと呼んでいたり、守護霊といったりしています。要するに、霊的世界には人間に似た霊的存在が実在していて、実体世界に生きる私達と何等かの関係をもっているということは間違いないわけです。

 

ここで、どうして天使に関して話題も持ち出すのかといいますと、文先生の御言を深く理解する上で、絶対に見逃すことができない存在が天使だからなのです。

人類始祖アダムとエバの誕生にも多いに関わったとされる存在です。そして、「成約時代の原理観」からみますと、天使は、天国に入る鍵を握る重要な存在になっているのです。

 

 

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